りんごに関するQ&A
- Q りんごの表面のベタベタはワックスですか?
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国産りんごにワックス処理は行われません。
ベタベタの正体はりんご自身が作り出した[ロウ物質]です。
りんごが熟すにつれ、果肉中にリノール酸やオレイン酸が増加し、皮に含まれる物質を溶かして油を塗ったような状態になります。
特につがるやジョナゴールドは、熟度が高い程ベタベタしてきます。
りんごの栄養は皮のすぐ内側にあるので、汚れを落とす程度に水洗いし、皮ごと食べると良いでしょう。
- Q 蜜入りりんごはお尻から蜜を入れるんですか?
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人工的に入れるのではありません。
蜜の正体はソルビトールという糖質アルコールで、果心部と果肉部の境目辺りに発生し、次第に果肉全体に広がっていきます。
特にふじやサンふじには、蜜がのりやすいです。
お尻の凹んだ部分を見て、緑味が抜けて蜂蜜色をしており、更に持ってみてずっしり重く感じる果実は完熟しており、蜜がのっていることが多いです。
- Q 黄色いりんごと赤いりんごでは栽培方法が違うの?
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作り方は同じです。
りんごにはつがるやふじのような赤色系品種と、王林のような黄色系品種があります。
黄色いりんごとはいっても、黄色より黄緑色の物、特にお尻の部分に緑が残っている方が丁度良く熟しています。
- Q 風味が落ちない保存方法は?
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0℃~10℃の低温で保存してください。
呼吸作用を抑える為にビニール袋に入れ、冷蔵庫に入れます。
冷蔵庫に入りきらない場合は北側の廊下など、温度が低く温度変化の少ない場所を選んでください。
ビニール袋の中に新聞紙を敷くと、りんごの呼吸作用で発生した水滴や炭酸ガスを吸ってくれるので、長期保存向きです。
つがるなどの早生種よりも、ふじのような晩生種の方が日保ちが良いです。